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「炭治郎の優柔不断さが禰豆子を救った」ということが最近の研究で証明されたぞ!という話

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「判断が遅い!!」むしろ良いことじゃね?という新しい研究

「優柔不断は頼りない!」と言う風潮があります。
私もとても優柔不断なので、これを言われると「自分って頼りないのかな〜」と少し凹んでしまいます。

優柔不断であると、炭治郎のように「判断が遅い!!」と叱咤とビンタをくらうわけであります。
ですが、そんな優柔不断だった炭治郎も喜ぶような研究論文を紹介したいと思います。

ケルン大学からの研究で、「決断力がないことにもメリットがあるんじゃね?」と言う内容でした。
優柔不断な方々には少し自分に自信がつくような内容ではないかと思います。

優柔不断のメリット

今回の研究の結論から述べたいと思います。

ズバリ、優柔不断であるメリットは、「バイアスにだまされにくい!」です。
バイアスというのは、私の記事にはよく出てくる単語でして、
「ほとんどの人間が共通して持っている心の偏り」のようなものです。

以前にも、恋愛の記事でバイアスを扱ったこともありますので、ご参照ください。

「優柔不断な人ほど、バイアスに騙されずに正しい判断を下しやすい!」ということになります。
どうしてこのようなことが起きるのかと言いますと、優柔不断な人ほど、多角的な視点で物事を考えることができるから、ということです。

確かに、優柔不断な人は、

「こっちは、こんな良いところがあるけどここがなぁ〜。」と言った感じで客観的に、メリットとデメリットを天秤にかけている場面が多いように思います。

炭治郎には、「鬼は全員殺すべき!!」というバイアスのようなものはく、「善良な鬼と悪い鬼の区別がつかないなら、柱なんてやめてしまえ!!」の言葉からも分かる通り、鬼というものの客観的な分析ができていたように思います。
こうして考えてみると、炭治郎の圧倒的な優しい透き通った性格故の発言のように思いますが、実は優柔不断な性格だったことが一つの原因だったのではないでしょうか。

ちなみに、こういった優柔不断な性格は、専門用語では、「両価性」と呼ばれております。

研究者はこのように語っています。

研究員
両価性は、幅広い情報の処理と多角的な視点の源となる。
両価性が高い人は、世界を良いか悪いかだけではなく、より複雑な評価が対立する世界だと見なしている。

炭治郎のように「両価性」が高い人は、善悪を単純に区切らずに複雑な物事も受け止められる、ということになりましょう。

ただ、研究者は優柔不断のデメリットも指摘しています。

優柔不断のデメリット

研究員
いつも優柔不断な人は、つねに自分の中で対立が起こる。
そのため、緊張や心配、そして全体的にネガティブな心の状態につながる。

と指摘しています。

これについては、なるほどな結果でした。

常に心の中で葛藤が起きていると、誰でも疲れてしまいますね。

もちろん、鬼滅の刃の世界で言いますと、一瞬の判断の遅さが命取りになりますので、鱗滝さんが怒ったことについては、正しいことなのでしょう。笑

というわけで、優柔不断は悪いことじゃなく、良いことなんだぞ!という研究についてでした。

まとめ

ポイント

・優柔不断な人は、正しい判断を下しやすい

・炭治郎は、優柔不断だったからこそ、鬼にも優しいのでは?

・優柔不断な場面が多すぎるとメンタルに悪いから気をつけよう

  • この記事を書いた人

hiro

ブログ・プログラミング歴6年目です。 新卒で文系からプログラマに就職→ピープル大学に入学(社会人大学生)→転職。 平均的な日本人がそこそこの努力でどこまで行けるかに挑戦中。 Gigazineが大好き。

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