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【ハーバード流】脳のパフォーマンスを最大限に引き出す方法

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本記事は、ハーバード大学医学部精神医学助教授として活躍される
スリニ・ピレイ医学博士による研究をもとに紹介します。

突然ですが、あなたは上手に脳を使いこなせていますか?
集中したいときに集中し、目標とする成果をだせているでしょうか。
あなたの脳が持てる力は、使いたいときに100%使いたいですよね。

そんなときには「ぼんやりすること」が重要だという研究が発表されています。

  • 仕事に追われストレスを感じるサラリーマン
  • クリエイティブな仕事に携わるデザイナーで、新しいアイディアを求めている人
  • 試験やプロジェクトで常に頭を使っている学生

の方々は必見です。

 

本記事の内容

  • 「ぼんやり脳」のパワーとは?
  • 「ぼんやり脳」の使い方と具体的な方法
  • 脳をリフレッシュする方法

 

 

「ぼんやり脳」のパワーとは?

「ぼんやり脳」のパワーを活かして脳のパフォーマンスを向上させよう。
最近の研究によると、集中状態とぼんやり状態を交互に行うことが人間のパフォーマンスを最大化する方法であることが明らかになっています。
ぼんやり状態の脳は、ただ何もしていないわけではなく、記憶を検索し、アイデアを結びつけ、意思決定の能力を高めます。
「ぼんやり脳」は実は総エネルギー量の20%を使っており、パフォーマンス改善に重要な働きをしています。

ぼんやり状態で脳が回復し、創造性が高まり、決断力が向上することが明らかとなっており、
ぼんやり状態の脳は意外にも積極的に働き、重要な能力を高めてくれることが分かっています。


集中状態こそが成果を上げるポイントであり、ぼんやりしていると生産性が下がるのではないか?

集中することが私達が目指すものであり、成果をあげてきた実績がなんとなくある気がします。
しかし、ぼんやり状態と集中状態のバランスが重要であり、交互に行うことで生産性が向上することが示されています。
ぼんやりしている時こそが、クリエイティブなアイデアや意外な発見が生まれやすい状態であることは確かなようです。
集中するときは集中して、休憩するときはガッツリ休むが最善なようです。

 

「ぼんやり脳」の使い方と具体的な方法

PCD(ポジティブで建設的な空想)を活用して脳を刺激しよう

PCDとは、楽しい空想にふけりながら脳を働かせる方法で、幸福度向上にも効果があるようです。
PCDの実践方法として、気楽な読書や手軽なガーデニングなど、集中力の負荷が低い作業を挙げられます。

PCDを実践することで、脳が活発に動き、記憶の倉庫から新しい情報を引き出し、斬新なアイデアや深い理解が生まれます。
ジェローム・シンガーの研究によれば、PCDは脳の働きを向上させ、日常の習慣として取り入れることが推奨されています。

楽しい空想にふけることが仕事の効率を上げるなんて信じがたいですが、
PCDは無理なく気軽にできる方法であり、リラックスした状態で脳を活性化させ、創造性を引き出すのに有効です。
個人の趣味に合わせて楽しい空想を広げることで、仕事やデザインのアイデアが向上することが期待できます。

 

脳をリフレッシュする方法

昼寝や、異なるキャラクターのふりをして脳をリフレッシュ

異なるキャラクターになりきることで、凝り固まった思考を解きほぐし、新しい視点から物事を考えることができます。

「自分が尊敬する人や好きなアニメのキャラクターなら、どういう風に考えるか」など

集中モードで働きすぎると視野が狭まり、クリエイティビティが低下します。そこで昼寝を挟むことで脳の機能を向上することがわかっています。
また、異なるキャラクターになりきることで、柔軟性を養い、問題解決能力を高めることもわかっています。


昼寝や他のキャラクターになりきるなんて、仕事や学業においては非現実的だろう

という意見もありそうです。

たしかに、昼寝を導入している学校や企業は、多くありません。
そのような企業で、昼寝をするのは評価が下がること間違いなしです。
よって、代替手段として、
簡単なキャラクターになりきることで、実際に仕事や学業にプラスの影響を与え、効果的なリフレッシュ方法となります。


まとめ

ポイント

・ぼんやりする時間をつくろう

・ポジティブな空想をしよう

・何かほかのキャラクターになりきって考えてみよう

  • この記事を書いた人

hiro

ブログ・プログラミング歴6年目です。 新卒で文系からプログラマに就職→ピープル大学に入学(社会人大学生)→転職。 平均的な日本人がそこそこの努力でどこまで行けるかに挑戦中。 Gigazineが大好き。

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