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テレビは子供にとって悪影響?正しく利用すれば、成績も上がるんだぞ!な研究論文

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「テレビを見ることは子供にとって良いこと?悪いこと?」はよく議論される話であります。
最近は、テレビからYouTubeなどの動画コンテンツに移行されつつあるのかもしれませんが本質は変わらないとして。。。

「テレビを見ることは子供にとって良いこと?悪いこと?」について一つの解となる研究論文です。

テレビを見ることは子供の好奇心を刺激するのか?

過去の研究では、以下のようなことが報告されていました。

以前までの研究報告

 テレビを見る方が言語能力や、認知機能の発達が遅れる

好奇心が高い方が、言語能力が高く、成績が良い傾向

つまり、テレビがもたらす子供たちへの好奇心の変化がわかれば、テレビが子供にとって悪影響なのかどうかがわかるのではないか?というものです。

今回の研究では、5100人もの子供に対してテレビの視聴時間とテレビを見ている間の会話の頻度を報告してもらうというものでした。
そして、子供たちの好奇心をはかるアンケートにも回答してもらいました。

 

その結果、以下のようなことがわかりました。

研究結果

 就学前の子供は平均2.5時間テレビを見ていた

 テレビ視聴時間が長いほど、好奇心が低い

 テレビ視聴中に親と会話する子供は好奇心レベルが高い

テレビ視聴中に親と会話するか否かで結果は大きく異なるようです。
結果から分かるのは、ただ、ぼーっとテレビを見るのではなく積極的に親と会話しながらテレビを楽しむのが最善ということになるでしょう。

映画を一緒に見るカップルほど関係が長続きするという研究結果もあるように、動画コンテンツを見ながら他人とその内容について語り合うというのは脳にとっても総合的に良いことなのかもしれませんね。

そういう点も加味すれば、子供だけではなく大人にも通用する話でして、積極的に活用していきたいところですね。

まとめ

ポイント

・子供もテレビを見てもOK

・ぼーっとテレビを見るのではなく、会話しながら見よう

・それでも長時間の視聴は避けよう

  • この記事を書いた人

hiro

ブログ・プログラミング歴6年目です。 新卒で文系からプログラマに就職→ピープル大学に入学(社会人大学生)→転職。 平均的な日本人がそこそこの努力でどこまで行けるかに挑戦中。 Gigazineが大好き。

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