心理

正しい決断率を11%も下げる!?やってはいけない意外な行動が判明

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この記事は、

「優柔不断な自分を鍛え直したい!!」

「間違った洗濯を減らしたい!!」

「正しい決断をするにはどうすれば良いの?」

そんな方へ向けて書いています。

 

こんにちは、最近の世間のどんよりとした空気のなか、どんよりと社会人2年生になりました。HIROです。(@HIRO)

最近、仕事でミスがよく出てきました。中でも、原因のわからないミスが出てきて対策に困っています。

皆さんにはそんな経験はありませんか。

今回は、そんなミスを減らすため、より良い決断/正しい決断をするのには何が必要なのか

何に気をつけるべきなのかの答えとなる論文が出てきました。

■情報が多すぎると自信を無くす人の特徴

・自分の専門分野/経験済みのことを決断しなきゃいけない人

新しく情報をかき集めて正確な判断をしようとするとき、判断しなければいけない分野につてよく知っている人や、すでに同じような経験をしたことがある人は、自分の持っている意見に対する自信がなくなるため、正確な判断ができなくなる。

■情報を集めた方が良い人の特徴

・自分の専門分野ではないことを決断しなくてはいけない人

自分の専門分野でない人が情報を集めた場合、自分の意見に対して、自信が生まれ正確な判断をしやすくなる。

■専門家を上回る正確な決断法

・決断をする分野が自分の専門ではない場合、正確な情報を多くかき集めて判断する

今回の論文では、このような実験が行われました。

糖尿病を経験したグループと、経験したことがないグループ、糖尿病患者に対しケアを行なっている人たちの合計590人に対し、糖尿尿を治療するのに最適な方法はどれですか?という問題を提示しました。

A.ディナーへ歩いていく

B.ハンバーガの代わりにチキングリルサンドイッチを注文する

C.グリルチキンサラダを注文して、友達にサイクリングに誘う

D.いつも通りに過ごす


いかにも外国っぽい質問ですが、正解はどれだと思いますか?

正解はCです。


実験では、この問題に答えさせる前に、それぞれの選択肢と糖尿病への因果関係を表す図を提示しました。 そうすると、糖尿病を経験したことがあるグループの正解率は61.5%から50%にまで落ちてしまいました。 対して、経験したことがないグループは、70%から87%にまで上昇しました。

■出典論文

we found that when people have some experience in a domain or believe they know about it, such as in the familiar domains of weight management and personal finance, causal information led to worse decisions with lower confidence. In contrast, individuals without diabetes-related experience made more accurate decisions in which they were more confident when given causal models. 

(決断する分野について経験がある人の場合は、決断に関する因果情報が、自信を失くさせ、悪い決断をもたらす。反対に、分野についてよく知らない人に、因果情報を与えると、自信をもたらし、より正しい決断を選択することができる。)

How causal information affects decisions

■合わせて知っておきたい補足知識

このような決断を迫られるのはやはりリーダーや、何か重要な決断をする方だと思います。

「リーダーになりたい!!」

「今後リーダーポジションに就くかもしれない...」

「でも、人を従える方法がわからない!」

そんな方には、下記の記事もおすすめです。

人を導くために必要な4要素とは

  • この記事を書いた人

hiro

ブログ・プログラミング歴6年目です。 新卒で文系からプログラマに就職→ピープル大学に入学(社会人大学生)→転職。 平均的な日本人がそこそこの努力でどこまで行けるかに挑戦中。 Gigazineが大好き。

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