心理

緑地は本当に治安を良くするのか問題

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心理学や経済学、様々な面で自然や緑が人間に与える影響は、良いものが多いものですが、こと治安「犯罪発生」との関係性があるのかを調査したもの。

どんな場所に住めば安全なのかが明らかになり、海外旅行などのステイ先を考えるなどでいい指標になるのではないかと面白い研究でした。

今回の研究は、すでにある自然と犯罪の論文約14000の論文から特に関係のある45本の論文を重点的に統計レビューしたものです。

緑があればいいと言うわけではなかった

特に都市圏を調査した研究だと、緑がある(歩道の両脇に木がある)などのような場所でも暴力的な犯罪は発生するわけです。

では、どのような街が治安を良くしたのか??

自然環境へのアクセスの良さが治安の良さとの関連があった

つまり、ただ単に木が多いとかではなく、緑地公園や海や山などへのアクセスの良さが犯罪軽減との相関があったそう。

研究者曰く、

きちんと緑が維持されているところは、暴力的な犯罪や、銃の犯罪を減らし市民を健康的にさせる。
逆に言えば、緑をうまく設置できていないところは、犯罪を助長しているのかもしれない。

https://www.mdpi.com/1660-4601/16/24/5119

 

  • この記事を書いた人

hiro

ブログ・プログラミング歴6年目です。 新卒で文系からプログラマに就職→ピープル大学に入学(社会人大学生)→転職。 平均的な日本人がそこそこの努力でどこまで行けるかに挑戦中。 Gigazineが大好き。

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