心理

自分を操るプリコミットメントの使い方

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せっかくの休日なのにダラダラ...
今日立てた予定がどうしてもやる気が出なくて達成できない。
そんな日はたまにはいいですが、緩急をつけて過ごしたいもの。そんな自分を律するためにプリコミットメントと言うものが注目されています。

Procrastination, Deadlines, and Performance: Self-Control by Precommitment

https://journals.sagepub.com/doi/10.1111/1467-9280.00441

生産的な一日を過ごすにはプリコミットメントを使いこなすこと

人はいつもタスクをクリアしながら生きています。しかし、多くの人は他人によって課せられた、あるいはクリアしないと他人に迷惑がかかるタスクなら完了できる人がほとんどです。本当に生産的な時間を過ごすには自分で課したタスクをクリアする自己制御能力が大切になってきます。

プリコミットメントとは??

端的に言えば、将来起こり得るであろう誘惑を未然に潰す作業のことです。

これはタバコなど悪習慣を断つ上でも非常に大切な概念で、習慣のトリガーとなる「コンテクスト」を潰すことにもプリコミットメントを使うことができます。

具体的例をあげると、

プリコミットメントを使ったジムに行く予定を立ててみましょう。

  • 友人と一緒に行く。
  • ジムの方に「明日も来るよ」と伝える。
  • トレーナーなどのジム用品をあらかじめ預けておく。

などがあげられます。このようにジムに行かざるを得ない状況をわざと作り出すといったものです。

計画は、実際に「行動を起こす時の感情」を考慮して立てなければいけません。それを無視しては予定を立てたは良いが、実際に行動を起こす時にはやる気が出ないといった現象が起きてしまいます。ダメな例は下記のような感じです。

・仕事帰りにジムで鍛えてから帰宅する。

仕事の帰り道にジムがあるわけですから、難なく通えそうですが、実際の目標達成率は低いでしょう。
このような予定は、「気分が良い週末」や、「朝方」に立てる人が多く、仕事終わりで疲れている時の感情とかけ離れた時に立ててしまいがちです。
これでは目標達成率は低くなってしまいます。

みなさんも、プリコミットメントを上手く使い自分で決めたタスクを完了できる生産的な一日を過ごせる人間を目指しましょう!

  • この記事を書いた人

hiro

ブログ・プログラミング歴6年目です。 新卒で文系からプログラマに就職→ピープル大学に入学(社会人大学生)→転職。 平均的な日本人がそこそこの努力でどこまで行けるかに挑戦中。 Gigazineが大好き。

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