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【あるアカウントをフォローするだけ】ダイエットを成功させるSNSの使い方

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SNSと食生活

SNSはメンタルにとって悪影響なのは、有名な話です。しかし、そんなSNSも使い方によれば目的達成のためのツールとして使えるぞ。という、論文誌AppetiteからAston 大学のLily Hawkinsさんが発表した論文です。

SNS友達の食習慣が、私たちの食習慣に影響を与えるのか?を調べた研究になります。

研究概要

368人の学生にアンケートをとりました。

  • 知り合いのFaceBookユーザーが食べているであろう野菜の量や好みなどの食習慣について
  • 自分自身の食習慣について
  • 食事をどれほど制限できると思っているか
  • どんな感情によって食事に偏りがでがちか
  • 食事をコントロールできないように思う頻度
  • 食べた食事の多様性と頻度
  • 気分と食欲に関する質問

この調査の結果、知り合いのFacebookユーザーの食べているであろう野菜や果物の予想が、実際に本人の野菜や果物を食べる頻度を予測していることが示されました。

Facebook友達が野菜や果物をよく食べていると感じた参加者ほど、彼ら自身も野菜や果物をよく食べていました。

一方、ジャンクフードを食べることを容認するFacebookユーザーが知り合いに多いほど、不健康なスナックや甘い飲み物の消費量に影響を与えました。

興味深いことに、実際にその知り合いのFacebookユーザーが何を食べているかは関係なく、こんな食事をしているんだろうな~という予想に影響されたそうです。

つまり、本当は健康的な食事をしているのに、ジャンクフードを容認する発言の多いSNS友達がいれば、それに影響されて自分も不健康な食事になりやすいということです。(逆も然り)

SNSの使い方

今回の研究を踏まえた上で、ダイエットでSNSを活用するとすれば以下のこととなりましょう。

①よく野菜食べてるんだなぁと思われる人をフォローする

②ジャンクフード食べても別にいいだろ!といってる人の投稿は見ないか、フォーローを外す

 

最後に研究者はこのように締め括っています。

Healthy eating appears to be guided by other people’s behaviour, while our consumption of unhealthy foods is related to how likely we feel to be judged for our consumption.

健康的な食事は、他人の行動に影響を受ける一方で、不健康な食事は、不健康な食事に対してどのような評価をしているのかに関係している。

Do perceived norms of social media users’ eating habits and preferences predict our own food consumption and BMI?

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0195666319310359?via%3Dihub
  • この記事を書いた人

hiro

ブログ・プログラミング歴6年目です。 新卒で文系からプログラマに就職→ピープル大学に入学(社会人大学生)→転職。 平均的な日本人がそこそこの努力でどこまで行けるかに挑戦中。 Gigazineが大好き。

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