本記事では、「パートナーとの喧嘩後の仲直り方法に関する研究」について解説します。
この研究は、以下の論文から引用しています。
- ResearchGateの「Sex Differences in Reconciliation Behavior After Romantic Conflict」
- Taylor & Francis Onlineの「The Role of Conflict Resolution Styles in Reconciling After a Disagreement」
恋人との喧嘩は誰にでも起こるものですが、謝る方法によってその後の関係が大きく変わってきます。しかし、謝り方には効果的な方法とそうでない方法があり、適切な方法を知らないまま謝ると逆効果になってしまうこともあります。そこで今回は、パートナーとのケンカで効果的な謝り方についてご紹介します。効果的な謝り方を知って、ケンカから前向きな方向に進めるヒントにしてみましょう。
本記事の内容
効果的な謝り方とは?男女で違いはあるのか?
謝ることは人間関係を良好に保つために欠かせないものですが、男女によって効果的な謝り方は異なります。男性は相手の性的な価値に関連する情報を重視する傾向があり、女性は相手の感情的な投資を重視します。このような違いにより効果的な謝り方に性差が見られます。
男女ともに、それなりに効果のある謝り方は以下です。
- まずは、自分から「話し合う」姿勢を見せる
- 悪いことをすればすぐに、ひたすら謝る
- 自分が悪くない場合は、相手の謝罪をすぐに許す
- できるだけ同じ空間を一緒に過ごす
- ケンカが起きた原因を冷静に話し合う
謝るタイミングはいつがベスト?喧嘩中に謝るべき?
謝罪のタイミングはケンカの長さによって異なります。ケンカが10分以内に終わった場合は、5分後の謝罪の方が効果が高いとされています。口論が始まってからすぐに謝ると、誠意がないように思われるため、反感を持たれてしまうことが多いためです。しかし、ケンカが10分以上続く場合は、1分後の謝罪の方が効果的です。喧嘩の根底に大きな原因があるため、すばやく謝って向こうの気持ちをなだめてから改めて会話を続けることが大切です。
有効な謝罪の仕方のポイント
男女それぞれに、効果的な謝罪の仕方があります。男性の場合、パートナーとのスキンシップ(ハグ、キスなど)や、男性のニーズをくみ取って対応してあげることが大切です。女性の場合は、一緒に過ごす時間を増やすことや、すぐに謝ることが効果的です。
相手が男性の場合
- パートナーとのスキンシップ
男性は肉体的な親密さを求める傾向があるため、ハグやキスなどの肉体的なスキンシップが、相手に対して誠意を示すことにつながることがあります。
- 自分のニーズをくみ取って対応してくれる
男性は、自分が必要とするものを理解してもらい、自分の考えや気持ちをしっかりと伝え、相手に対して自分のニーズを理解してもらえるようにすることが大切です。
相手が女性の場合
- 一緒に過ごす時間を増やす
女性は感情的な投資を重視する傾向があるため、一緒に過ごす時間が増えることで、相手に対しての信頼感を高まります。
- ひたすら謝る
ひたすら謝ることで、相手に対して自分の誠意を示すことができます。ただし、過度な謝罪は御用心。
- 泣く
泣くことも効果的とされ、反省している感情を伝えるのに最も優れているためです
効果的ではないNG謝罪
- お酒をすすめる
- 理解をアピールする:そう思う気持ちはわかるよ。など
- 何もないふりをして時間がすぎるのを待つ:時間が全てを解決してくれるわけではありません。
- 徹底的にケンカを続けて終わらせようとする:言いたいことは全て言い合ってスッキリしようぜ!はあまり効果がなかった
- 間違いを認めたふりをして流す:誠意が重要です。
- 花束や宝石、その他のプレゼントをする
まとめ
ポイント
・男性は、ひたすら謝り、涙を流す
・女性は、ひたすら謝り、スキンシップ
・10分以内の短い喧嘩は、5分以上時間をおいて謝る
・10分以上長い喧嘩は、すぐ謝る